カテゴリ:お菓子 Dolci( 7 )

イタリアのお菓子屋のクリスマス

きのう、ようやくクリスマスが終わりました♪

本当に大変な毎日。

みんなで頑張りました!

私が働くお菓子屋Bonciは、連日追われるようにクリスマスのお菓子作り。

作る先から飛ぶように売れていって、作っている私たち自体、「どういうこと?!?!?!」・・・と言う感じ。
製造が間に合わない!!!

特にパンブリアコーネは悪夢と言ってもいいほどの売れ行き・・・。

お店ではお客さん同士が言い争いになるほど。。。。。

お店のケーキも売れまくりで、番号札を出してお客さんを整理しなければ間に合わないほどで、本当にてんやわんや。

何でも私用で街を歩いていてもお店の奥さんは見知らぬ人に「奥さん、私にもパンブリアコーネをとって置いてください。」といきなり頼まれあせった・・・と言うエピソードまで・・・。

息も切れ切れに製造する毎日でした。。。。。

クリスマスには毎年Bonciからお歳暮のようなものをいただきます。
お菓子屋勤めですが、お歳暮は例年お肉の詰め合わせ。
今年はチーズとハム、ソーセージ、オリーブオイルをいただきました。
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私からは家庭で作ったラズベリーの果実酒と、日本の父が作った梅酒、私の夫が収穫したポルチーニの乾燥したものを詰め合わせてクリスマスプレゼントしました。

ようやく昨日クリスマスが終わったものの、イタリアの年末年始のフェスタは1月6日のベファーナと言うお祭りまで続くので、「まだ、ちょっと頑張らなくっちゃ!」・・・という感じですが、とりあえず昨日は一つの節目。やはりほっと一息です。


昨日はお店は相変わらずの混雑ですが、製造部門はやるだけやりました・・・と言う感じに11時ごろはほぼ仕事完了。
あさってのお菓子の下準備をして、12時に仕事納め。
本当はたくさんクリスマスケーキの写真を撮りたいと思っていたのですが、この忙しさの中そんな悠長な事をやっている暇は無論ありませんでした・・・。
なので、下の写真はあさっての下準備の模様です。
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そのあと、特別な日には恒例の、ちょっとした打ち上げの儀式があります。

製造所でワインで乾杯!
いろいろなタイプのおつまみのクロスティーニをつまんで、お祝いを言い合って「Auguri!」の言葉とともに抱擁、キスを交し合います。

そのあと製造所からまだ働いているお店へと移動して、お店の人たちとも挨拶し合って儀式終了。

何度経験しても、いつもちょっと感慨深い気持ちになります。

我が家へもクリスマスケーキを頂戴。
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今日一日のつかの間の休日を経て、また明日から戦闘開始!

気合を入れ直さなくては。。。

まだまだ先は長いです・・・と言うより、この一年、年中終わりの見えない忙しさ。

でも嬉しい事としておかなくちゃいけませんね♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-12-25 15:11 | お菓子 Dolci

イタリアのお菓子屋事情。。。

ここのところ、日本語レッスンのことについて書きましたが、今日は少しお菓子屋の仕事のほうについ書きたいと思います。

早いもので、お菓子の仕事にかかわり始めてから、3年近い日々が経とうとしています。

まさか自分がそういう方面のほうで働くとは、イタリアに来たときには夢にも思っていませんでした。
ひょんなことからこの世界に入ったけれど、お菓子作りは幸せを分かち合う仕事のような気がして、そしてお菓子を食べる機会というのは往々にしてお祝いの瞬間が多いと言う感じが、作っていても心温まる気持ちになります♪

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私の職場は、家族経営にちょっと毛が生えた程度の大きさなのですが、見習い生をはじめ、材料供給業者、お客さん、友人知人・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、毎日いつも沢山の人が出たり入ったりします。
しかも来る人来る人、ちょっとしたお笑いひとつ話等もかましたりするので、絶えず落ち着かない環境。

電話も立て続けに鳴るにもかかわらず、みんななかなか出ようとしない。。。。。
最後はしょっちゅう私が出る羽目に。。。。。
それでなくても私のイタリア語力では大変なのに、背後はいつもラジオの音に、みんなの話す声。
それに拍車をかけるように電話の声も遠いことしばしば・・・・・。
いつも片耳に指を差し込んで、全神経を受話器に集中して電話に出る状態・・・・・。

もう本当に大変です。

みんな明るくて、和気あいあい。いつもラジオの曲にあわせて歌を歌ったリ、「♪ともこ♪」と呼ばれる声に振り向くと、なんとブギウギ踊っていたり・・・・・。

肩から腕が落ちそうになる私です。。。。

日本では一度もお菓子屋で働いた事がなく、菓子職人として働くのは私にとって初めての経験。でも日本の職場もこんなにてんやわんやとは思えません。

日本とイタリア。

日伊比較ではありませんが、いつか日本とイタリアの菓子職場比較文化でも研究したい今日この頃です・・・。

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-07-23 21:31 | お菓子 Dolci

いよいよ明日!

パスクアもとうとう明日となりました。

いつもぎりぎりまで延ばしてしまう性格、今回もまさにその典型となってしまいましたが、お約束していたコロンバの写真、今日ようやく撮りました。

しかも今年最後のコロンバ

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ここで撮らなきゃ、もう来年までない!!!・・・と思い、同僚に「ちょっと待った!」をかけて、写真を撮ってきました。
あわてて撮ったので、イマイチの写真ですが・・・。



もう一枚、これは違う角度から。。。。。
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このハト達、正真正銘、今年最後の6羽です。
毎日200羽前後が私たちを待っていました・・・。

ちなみに、この写真のコロンバは、パンブリアコーネのコロンバ版ですが、いろいろな味によって、コーティングのチョコレートもすべて変わります。
包装は、普通包装とプレゼント用の箱詰めになっているのと2タイプがあります。

ハトたちに囲まれての生活も今日を限りに来年までさよならです・・・と思うとちょっぴり寂しい気持ちにもなってしまったりして・・・。

明日は早朝からの仕事。
そしてお店も午後は営業せず、仕事はここまで。
そのあとは、お菓子屋さんもみんなパスクアの伝統を楽しみます♪♪♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-04-16 21:52 | お菓子 Dolci

Pasqua No.2 〝パスクア(復活祭)までもう少し!!!”

いよいよPasqua(パスクア)が残すところあと数日、、、と言うところまで近づいてきました!
私の働くお菓子屋Bonci(ボンチ)も、毎日パスクアのお菓子作りに追われています。

以前紹介した卵形をしたチョコレート"Uova di Pasqua"(ウオーヴァ・ディ・パスクア)の他に、3月30日のブログで、「次回、紹介しますね。」・・・と言いながら、宙ぶらりん状態にしてしまっていたColomba( コロンバ)と言う鳩の形をしたお菓子がパスクアのメインのお菓子です。

毎日、「今日こそ写真を撮ろう!」と思いながら仕事場に行くのですが、いつも大忙しで、あれよこれよという間に時間が過ぎていってしまい、写真撮れずじまいでいました・・・。(ゴメンナサイ・・・)
でも、「今日を逃すとパスクア終わっちゃう。」と思い、大急ぎで数枚撮ってきました♪

このColmbaたち、3日がかりで作られます。
すべてイタリアではMadre(お母さんと言う意味)と呼ばれる天然酵母菌で発酵され、製造から包装箱詰めまですべて手作業なので、ひとつひとつとても手間隙がかかっています。

下の写真は一晩の発酵を終え、ひとつの大きさに分けられた後、再び発酵させているところです。いつ見ても、とても愛くるしいです。
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2種類あるのは、3月28日のブログで少し紹介したように、私のお菓子屋ではPambriacone(パンブリアコーネ)と言う、パネットーネの生地に数種類の干し葡萄のリキュールをしみこませたと言う製品があり、一年中とても人気があります。
その姉妹品としてデビューしたBria(ブリア)シリーズがあり、様々な味があります。
パスクアは、定番の普通のコロンバの他、やはりパンブリアコーネとブリアシリーズでのColombaもそろっています。
今日はその中で、BriaPesca(桃のリキュール味)と、Pambriaconeの2種類でした。

この発酵が終わると、今度は形を作ります。
その段階がこんな感じです。
じゃ~ん♪
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この写真の人は、Bonci兄弟の一番上のお兄さんシルビオです。
彼と彼の息子ジャンマルコが毎日作っています。
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前日の仕込から、何度も発酵を経て、形成。そして2日目の午後に焼き上げられ、翌日リキュールでぬらし、Briaシリーズはチョコレートのコーティング等で飾られ、包装され箱詰めとなります。

こうしてひとつひとつ大切に作っているんですよ♪♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-04-13 22:38 | お菓子 Dolci

お誕生ケーキ

今日は一緒に住んでいるお姉さんの誕生日。
働いているお店でケーキを作ってもらいました。f0094490_4131116.jpg

私の職場で働いている、デコレーションケーキ部門専門で働いている、マルティーノと言う人は、なんでもケーキにかいてくれる絵の才能抜群の人です♪
彼も私の住んでいる街に住んでいるので、毎日彼の車に乗せてもらって一緒に通勤していて、家族ぐるみの付き合いです。

私のお姉さんは“Marcella”と言うので、“Auguri Marcella”で、ついでに私のうちで飼っている猫の似顔絵もどきもかいてもらいました。
本当に「ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ」と言う感じでパパッと描いてしまいます。
なかなか味があると思いませんか♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-04-03 22:02 | お菓子 Dolci

私の働いているお菓子屋さん♪

きょうは、私が働いているお菓子屋さんをチョコッと紹介しますね♪

名前は
Pasticceria ボンチ

場所は私が住んでいるSan Giovenni Valdarno の隣にある町、Montevarchi(モンテヴァルキ)と言う所にあります。f0094490_559150.jpg
Montevarchiの町の近くにはPradaのアウトレットもあるので、小さい町ですが日本人も時折訪れるそうです。
・・・そうですと書いたのは、長年今の町に住んでいるのですが、意外と日本人と会う機会がない・・・。
たまに誰か日本人とお話したいなぁ・・・とか思い話しかけると中国人だったりして。。。。
もしかして私、日本人と中国人を見分ける才能ないかな???
誰か見分け方のコツを知っている人がいたら教えてくれると嬉しいです♪

ところで私の働くお菓子屋Bonci(ボンチ)ですが、とてもおいしいお菓子を作っていることで、地元では一応ちょっとしたブランド店として知られています。

お店の看板商品としてイチ押し人気の商品はパンブリアコーネ
イタリアはもちろん、ヨーロッパ各地、アメリカ、中国の香港をはじめ、日本にも輸出しています。
輸出と言うと大きい規模のお菓子店に感じますが、生粋の手作り製造、梱包で、まさにartigianatoのお店です。

ひとつひとつ心を込めて、大切に作っているお店です。

このパンブリアコーネというのはもともとはクリスマスのパネットーネに数種類の干しぶどうリキュールの香りよいワイン(Vino passito)をしみこませたもので、クリスマスはもちろん、一年中愛され続け、食べられるほどの人気商品です。
直訳すると、「酔っ払いパン」と言った意味になりますが、ちょっと品のない訳でパンブリアコーネさんごめん・・・。
イタリアはもちろん、世界各地にも輸出するほどの人気です♪
もしもモンテヴァルキに来る機会が会ったらぜひ遊びに来てくださいね。

その後シリーズでいろいろな味も出てきて、現在あるものでは
ブリア ラム(ラム酒味)
ブリア ペスカ(桃のリキュール味)
ブリア アナナス(パイナップルのリキュール味)
ブリア ペーラ (ブラックチョコレートとなしのリキュール味)
ブリア ビアンコ
(ホワイトチョコレートとバニラのリキュール味)
・・・・・があり、Bria(ブリア)シリーズとして様々な味が楽しめます。

もしモンテヴァルキのプラダのアウトレットに行く機会でもありましたら、ぜひボンチにも遊びに来てくださいね♪♪♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-03-28 22:56 | お菓子 Dolci

菓子職人(の卵)になるまで・・・。

イタリアのお菓子屋で働き初めて、早くも2年の月日が流れました。

2年間とってもあっという間に過ぎてしまい、まるで夢のようです。

私がお菓子屋で働き始めたきっかけはちょっと変わっていて、自分でもいまだに菓子職人と言う実感がほとんどありません。

前にも書きましたが、もともとは声楽の勉強にイタリアに来たので、お菓子とはほとんど無縁の生活をしてて、たまに趣味で時々作る以外は、はっきり言って特に何も知りませんでした。

そんな私がお菓子屋で勤めるきっかけとなったのは、正直、単なる「職探し」からでした。
ちょうど仕事を探している時に、たまたま町の役所の中で見た一枚のポスターがきっかけになった、まるで運命のようなそのポスター。
内容は「700時間、菓子職人養成講座」と言ったもの。

私の夫と、夫のお姉さんは、大のお菓子好き。
その夫がそのポスターを見て、「こんなのあるよ!」と何だかワクワクしている。
「仕事見つからなかったとしても、このコース受けて無駄にはならないよね~♪♪♪」とか言う話になり、私もついついその気になって、結局参加する事態に・・・。

しかも講座は、ヨーロッパ共同体主催の失業者対策とか言う事で、すべて無料。
何だか至れり尽くせりでとってもお得な講座♪

コースが始まるとこれがなかなか楽しい。
見るもの、聞くこと、すべて初めてのことばかりで感動の毎日でした。
「お菓子って結局ほとんど卵、砂糖、小麦粉、バター・・・からできているのに、手順を変えるだけでこんなにいろいろなものに変身するのかぁ~~~。。。」とか思い、特に初めてシュークリームが膨らむのを見た時や、ブリオッシュの形を作った時は、本当にドキドキして興奮したのを覚えています。

コースはアレッツォで行われ、いろいろな科目があって、菓子実習はもちろん、マーケティング、簿記、保健衛生、英語、コンピューター、ソムリエ・・・etc. 広く浅くと言う感じで詰め込まれました。どれも脳みそがバクハツしそうになるほど私には大変で、毎日ヘトヘトになりながら、アレッツォまで列車で通いました。

その後、講座の中にあるTirocinio (実地実習)と言うのでお菓子屋さんに派遣されました。
その時に、講座の先生が働いている所で、私の住む町の隣町、Montevarchi(モンテヴァルキ)と言う町にある、その名もPasticceria Bonciと言うお菓子屋に派遣されました。
その後、なんと正式に採用してくれ、今に至ってこのお菓子屋で働いています。
なので、今は菓子職人の卵・・・と言ったところでしょうか。

この、Bonci・・・ボンチ・・・と言う名前、自分では気が付かなかったのですが、日本の友達にその名前を言ったところ笑われ、彼女いわく「ザ・ボンチ」を思い出したとのこと・・・。(私が子供の頃、一世風靡したお笑い芸人です。覚えていますか?)
そういわれればそう言うお笑い、いたなぁ・・・とちょっと愕然。
Bonciは経営者の苗字なのですが、ザ・ボンチと同じBonci家族。兄弟が主となって家族ぐるみと従業員で経営しているのですが、本当にとてもよい人たちで、とても楽しい職場です。

これから時々、このお菓子屋Bonci劇場とともに、イタリアの四季のお菓子もお伝えしたいと思っています♪

トコアンジョロ
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by tokogiappone | 2006-03-22 23:57 | お菓子 Dolci