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冬のバカンス No.3 ~運命の遠足~

前日の旅行は結構ハードな一日だったため、翌日の午前中はゆったりとソレントの町を観光をしました。

昼食後もホテルに戻ってちょっと休憩し、午後2時ごろ「今日は無理しないで近郊を観光しようね。」・・・と言って車で出発した私たち。

ガイドブックを頼りに「おすすめ」と書かれているマッサ・ルブレンセ(Massa Lubrense)と言う町に行ってみるも・・・「何もな・・・い・・・んじゃない・・・??? (汗・°_°;)」。。。

気を取り直して地図を見ると、その近郊に「Punta Campanella」と言うのが出ていて、なんとなく気になる・・・と言うことで行ってみることに決定!

・・・が、美しい海辺にたどりつくはずなのに、何故か車は道を登っていってるような気が・・・(?_?;)

通りの人にたずねると「この道をまだずーと行くとありますよ。でも今からじゃちょっと遅いような・・・。。。900メートルぐらい山道を歩かなければならないので。。。」とのこと。

私とアンジョロは「・・・?????」
普段歩きなれている距離を考えると900メートルなんてちょろい距離。

再び車で道を勧めるも道は登っていくばかり、、、。

「車を駐車してそこから歩く」と指定されたテルミニの町に到着。

でもいくら良く地図を見ても、その町から目的地の「プンタ・カンパネッラ(Punta Campanella)」までの間に、標高にして300メートルぐらいの高低差があるように見えるんだけれど・・・。

その近くのベンチにいたおじさんに聞くと、「行きは下りだから1時間ぐらいだけど、帰りは上りだから1時間15分ぐらいかかると思うけれど、いい所だから行っておいで。奥まで行くと階段があるんだ。戦時中にアメリカ人兵によって作られたんだよ。その時のことを僕は昨日のことのように覚えているよ。。。」・・・と遠い目をしながらのご推薦のお言葉が。

そう言われると行かないわけにも行かずいざ出発!
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しかし、坂道を下れど下れど浜辺はかなり遠くに見える。。。
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これって帰りは登らなきゃないんでしょ・・・。」と多分に不安になりながらも、アンジョロにあわせて歩く私。
夕暮れは凄い勢いで迫ってくるし、山道の脇には農家の家があるのみで、農民のおじさんが時々いる以外誰もいないし・・・。

なんだか凄い大変なことになってる予感がせよ、「何でも始めたらきちんと終わらせるのが好きなアンジョロのため」・・・と心ひそかに愛のための犠牲を誓い一生懸命早足で道を進めました。
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そうしてようやく予告どおり約1時間後に浜の上に直角にそびえる灯台にたどり着いた私たち。

「ふぅ~~~~~~~。(汗;;)」

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満足感と感動の夕べ。
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私たちの到着と同時に、絶壁からダイバーと犬が上がってきました。
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その時すでに夕暮れ深し。

帰りの道を考えるともたもたしている時間がありません。。。

私たちは絶壁のぼろぼろ鉄階段を下りていく勇気がなく、ここで満足して引き返すことにしました。

休憩時間もとる余裕なく再び帰り道に向かって出発!!!

今度は「登る・登る・登る・登る・・・・・@_@;;」。
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明日足上がるのか。。。?」と、明日の足のコンディションを考えるだけでもぞっとしていた私。

達成感に浸りながらも、「誰に頼まれてこんなハードな遠足をしたんだ・・・。」と思ってしまいました。

ようやく車に到着した時には、すでに日没。
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ホッとひと安心したと同時に、「夕食なんてどうでもいい。。。熱いシャワーを浴びて早く寝たいよぅ・・。。。」と言う気持ちに。

アンジョロにも同意を得て、その日は出来合いの夕食を総菜屋さんで購入してホテルの部屋へ。

晩御飯を食べながらよくよくアンジョロと話していると、「君が行きたがったから僕は頑張ったんだ。」との一言。

「が~~~~ん。。。。。」

私はアンジョロのためと思って頑張ったんだけど。。。。(#_#)」と言う事実が判明。

お互いに「何でこんなことに」と思いながら犠牲になっていた私たち。。。

そして夕食を食べながらふと部屋の鍵に目をやると、それまで気がつかなかったのですが、、、なんと私たちの部屋、、、「Punta Campanella」と言う名前だったんです。。。。。(爆・・(((*_*;;;))))

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by tokogiappone | 2011-01-18 02:23 | バカンス旅行
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