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イタリアのお菓子屋事情。。。

ここのところ、日本語レッスンのことについて書きましたが、今日は少しお菓子屋の仕事のほうについ書きたいと思います。

早いもので、お菓子の仕事にかかわり始めてから、3年近い日々が経とうとしています。

まさか自分がそういう方面のほうで働くとは、イタリアに来たときには夢にも思っていませんでした。
ひょんなことからこの世界に入ったけれど、お菓子作りは幸せを分かち合う仕事のような気がして、そしてお菓子を食べる機会というのは往々にしてお祝いの瞬間が多いと言う感じが、作っていても心温まる気持ちになります♪

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私の職場は、家族経営にちょっと毛が生えた程度の大きさなのですが、見習い生をはじめ、材料供給業者、お客さん、友人知人・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、毎日いつも沢山の人が出たり入ったりします。
しかも来る人来る人、ちょっとしたお笑いひとつ話等もかましたりするので、絶えず落ち着かない環境。

電話も立て続けに鳴るにもかかわらず、みんななかなか出ようとしない。。。。。
最後はしょっちゅう私が出る羽目に。。。。。
それでなくても私のイタリア語力では大変なのに、背後はいつもラジオの音に、みんなの話す声。
それに拍車をかけるように電話の声も遠いことしばしば・・・・・。
いつも片耳に指を差し込んで、全神経を受話器に集中して電話に出る状態・・・・・。

もう本当に大変です。

みんな明るくて、和気あいあい。いつもラジオの曲にあわせて歌を歌ったリ、「♪ともこ♪」と呼ばれる声に振り向くと、なんとブギウギ踊っていたり・・・・・。

肩から腕が落ちそうになる私です。。。。

日本では一度もお菓子屋で働いた事がなく、菓子職人として働くのは私にとって初めての経験。でも日本の職場もこんなにてんやわんやとは思えません。

日本とイタリア。

日伊比較ではありませんが、いつか日本とイタリアの菓子職場比較文化でも研究したい今日この頃です・・・。

トコアンジョロ
by tokogiappone | 2006-07-23 21:31 | お菓子 Dolci
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