イタリア人の鼻歌

私のイタリア人の夫アンジョロは、いつもヒゲを剃る時、髪を洗う時に『鼻歌』は欠かせません。
でもいつも何故か「その日のテーマ曲」になる一曲が定まり、まさに“壊れたレコード機の空回り”のごとく、同じ曲を繰り返し繰り返し歌い続けるクセが困りもの・・・・・。
長い曲ならよいものを、短いフレーズを歌われたあかつきには、近くにいると私は気になってしょうがないのですが・・・。

時には私は隣の部屋で、「Basta~!!! , Perdonami・・・!(お願いだから、もうやめて~!!!)」と言う感じになって、(一応遠慮がちに)「そろそろラジオ番組のチャンネルを変えようか?!?」と遠まわしに「違う曲を歌ってってほしいな・・・」と言うニュアンスを込めて訴える事もあるくらい。。。

悪く言えばちょっと私には拷問になるこの夫のクセ。
でも無心で鼻歌を歌っている様子はとっても可愛くもあります。

日本の実家に一緒に里帰りするときも、私の父はこの「アンジョロの朝から鼻歌」に衝撃を受けていて、父も真似して歌ってみたい様子だけれど、日本人の性格上、照れくなってしまうようで、イマイチ実現できないよう。

私がイタリアで働くお菓子屋の職場でも、『ラジオに合わせて、思い出話を交えながら一緒に鼻歌』なんてことは日常だけど、私もやはり日本人。

歌いたい気持ちはあっても、「人前でのおおっぴらな鼻歌」をイマイチ実現できない自分がいたりして。。。

他にも私の両親が、イタリアのマルケ州でまだ学生だった私のところに遊びに来た時に、当時住んでいたカリと言う小さな町に一ヶ月、小さなアパートを借りて住んでもらったときの事。

ヴァイオリンを弾く父は、私が学校に行っている間、部屋でヴァイオリンを弾いて楽しんでいたのですが、道を挟んですぐ隣のアパートで壁塗りの工事が始まりました。

イタリアのアパートは隣接の建物と、窓と窓がすぐ近くにくっついている事はよくあるのですが、その工事の男の人が、一日中鼻歌を歌いながら仕事をしている様子に、私の父はカルチャーショック。

この壁職人、父のヴァイオリンを聴いて父がクラシック好きだと悟ったせいか、ある日、一日中ヴェルディのオペラ「アイーダ」の凱旋の曲や、ラヴェルの「ボレロ」などなど、クラシックの曲の鼻歌オンパレードをやったらしく、両親共に「イタリア人の鼻歌の質の高さ」に感激。
でも、それ以来そんな壁屋さんにあったことないのですが・・・。(うそのような本当だった話です。)

イタリア人の鼻歌は、私が好きなイタリア人のクセの一つです♪
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by tokogiappone | 2007-03-19 19:34 | イタリア豆知識
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